『だから何?~大阪人のオチの文化~』
僕は昔、あるレストランのバイトの面接を受けました。
その時の自己紹介で僕は、鉄板トーク的に
「実は僕、カナダ生まれなんです。2歳までカナダに住んでいました。」(事実です笑)
という内容から入りました。
自己紹介を終えた後、レストランのオーナーから痛快な一言を頂きました。
「久蔵君はカナダで生まれたんだ、、So what?だから何?」
うう、、確かにそうだ、、
その時の僕は完全に図星でした。
オーナーからすれば、自分のお店にマッチしたり、頑張ってくれそうな子を採用したいはず。そんな中で、ただ事実を述べただけの僕の発言は、オーナーにとっては何も得るものはありませんでした。
なぜなら、カナダで生まれた事は単なる事実で、それは今の僕の在り方を表してはいないからです。
要は、今回の場面で、
「実は僕、カナダ生まれなんです。2歳までカナダで住んでいましたが、英語は流暢ではありません。」
と答えれば、外国人対応ができるとは思われなくとも、
「英語は話せないのか。。だけど、正直者で人当たりは良いのかもしれない。」
といったように、僕の在り方の一部は伝わります。
この出来事が起こって以来、何か経験したり見聞きする時にいつも、このオーナーの声が頭で鳴り響くようになりました。
「So what?だから何?」
最初の方はこの声に苛まれてましたが、だんだんとこの言葉の重要性に気づき始めました。
一見憎たらしいこの言葉、「だから何?」にはある2つの効果があると思います。
1つ目は、ある事実を自分の考え・行動に落とし込む効果。
例えば、ある日数学のテストで100点中20点を取ったとします。周りは軒並み80点を取っています。その時、頭の中で会話してみます。
「今日俺数学のテストで20点とっちゃったんだ、、」
↓
「だから何?」
↓
「◯◯大学に合格する為には80点は欲しいんだよな」
↓
「だから何?」
↓
「この単元を明日までにきちんと復習し直そう」
1行目の僕で止まっていたら、恐らく僕は落ち込んでしまってその日は勉強できないかもしれません。だけど、「だから何?」と問い続ける事で、「復習をする」という行動にまで落とし込む事ができます。
この例と、面接での僕の体験談からするに、「だから何?」と問う事でただの事実や経験を自分の在り方や行動レベルまで落とし込む事ができるように思います。
自分の在り方を知ることは就活の自己分析の材料にもなります。
又、つぶさに行動レベルに落とし込む事ができると、1つの事象からの学びや成長の傾きは増大するのではないでしょうか。
2つ目は、「面白い」話ができる効果。
大阪のおばちゃんが良い例です。
実は彼女達は幼少期から、いつも話をする時に「だから何?」を突き詰めているように思います。彼らにこんなこと言われたことありませんか?
「いや、その話にオチないやん!」
彼らにとって、話には笑い(オチが必須)がつきものです。大阪のおばちゃんは、人と話す事で笑いを得たいのです。それを彼女達は「面白い」話と考えます。
これを一般化すると、
面白い話の必要条件には、「聴き手に収穫がある内容」というものがあります。
その収穫が、大阪のおばちゃんでは笑い、レストランのオーナーでは僕の在り方だという事です。彼女達は、自分の経験に「だから何?」と問い続ける事で、話のオチを探求しているのです。
このように、「面白い」話をするにはまずは自らに「だから何?」と問う事が必須であるように思います。
僕は、会話をするなら「面白い」話がいいです。なぜなら、その時間を笑って過ごせたり、学びのある時間を過ごす事で、限られた会話の時間からより多くの幸せを感じられるからです。だからこそ、自分自身もっと「面白い」話ができるようになりたいし、「面白い」話を会話する人々と一緒に創っていきたいものです。
このように、
「だから何?So what?」
と問い続ける事でより成長でき、「面白い」人間になれるのではないか
ってバイトの面接を受けて思いました。
僕自身、これからこの思考をもっともっと習慣化していきます。
皆さんの今までの楽しかった経験、今日周りの人達から言われた事とかに敢えて問いかけます。
「だから何?」
大阪のおばちゃんには負けへんで!(^^)
0コメント